京都市の法衣・袈裟・仏具・和雑貨 製造/販売


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店内での仕事風景

ついに緊急事態宣言が全国全ての都道府県で解除となりました。京都の町も少しずつ賑わうでしょうか。

さて、本日は店内での様子を載せようと思います。

弊社は法衣「店」なので、店頭販売をしているものだと思われることもあるのですが、基本的には店頭では販売していません

というのも、そもそも受注販売の品物が多いからです。

時々、お寺様が京都にいらした時に店内の様子を見てくださったり、仕立てを見ていただいたりしますが、「店」というより「家」という感じとよく言われます。

実際、暖簾はかかっているものの、玄関で靴を脱いで入る形で、中庭まであり、まさに家なんです。

社内の雰囲気は、過去の記事も見てみてくださいね。

さて、今回のブログタイトルを「店内での」仕事風景としたのは、おそらく法衣店としての仕事風景が皆様に見えるのはお寺様の中や法事のみだと思ったからです。

実は、普段お寺様に伺っている男性陣も、帳簿を付けたり、納品や発送時の梱包をしたりと、事務作業をすることも多いのです。

帳簿は、半分デジタル半分アナログです。

デジタルに記録することで、印刷や検索などは簡易化されますが、決まった形式のデータ内には細かなご要望ややり取りまでは記録しきれないこともあります。

ここでもやはり、基本が受注生産であり、既製品の販売がメインではないからという理由があります。

でも、デジタルにしてもアナログにしても、お一人お一人のご要望をしっかり記録しておき保存することは大事にしています。

例えば、「何年前だったか(何十年前か)忘れたけれど、あの時に作ったあれと同じものが欲しい〜」という漠然としたご要望などには、やはりデジタルだけではまかなえません。

便利さも大事ですが、アナログだからこそ融通が効くというものも。

いいとこどりしていきたいですね。

最後は、専務のほほえみです。

お寺様に向かい出張に出ていることの多い専務ですが、こうして仕上がったお衣を検品していることもあります。

さて、今日から冬衣ですね。

まだまだ暑い日もありますが、少しずつ少しずつ涼しくなっています。