京都の桜も満開になりました。新年度が始まると思うと、なぜだか少しワクワクします。

蔓延防止も解除されて、新しく楽しいことが始まる予感がしてきます。
一方で、人に会う時にはまだマスクが手放せないことも多いですね。
弊社では、コロナ禍の当初から「法衣に似合うマスク」をお作りしてきましたが、現在は「法衣に似合うマスクカバー」の方が人気商品になっています。
今日は、そのマスクカバーを作っている様子を掲載します。


こちらは不織布マスクに取り付けるタイプのカバーですので、コロナ禍の当初よりも不織布マスクが手に入りやすくなったことや、不織布マスクの感染予防効果がアピールされた結果かもしれません。
また、マスクが特別なものではなくなり、お洒落の一部として楽しむ方も増えたと感じます。
そのようなことを踏まえ、当社では「法衣に似合うマスクカバー」をお作りしております。
さて、そのマスクカバーですが、法衣仕立てで余ったハギレを使っている…と思いますか?
実は、まさに法衣を仕立てると同じ分の生地からマスクカバー用に切り取っていくのです。

マスクカバーには意外とたくさん生地を使うので、ハギレではできないようです。


細かく切って折り目をつけて、立体的に仕上げていきます。
特に、この立体的という部分に弊社はこだわっています。なぜなら、お寺様から「読経時にマスクが貼り付いて息がしにくい」との声があったからです。
そこで、読経時にも余裕のあるように、口元に余裕を持たせています。

実は、最初に作った時には当社のマスクはあまりにも大きすぎる…と言われたのですが、改良に改良を重ねて結局読経用には大きめの方が良いという結論になりました。

この写真は、お寺様がお檀家様用にとたくさんご注文くださった時に大量に作った時のものです。
ネット販売ではおひとつからご購入可能です。
ぜひお気軽にご覧くださいませ。