
最近の洋服は外国製の安い生地を使い、大量生産することで非常にとても安価に売られるようになりました。
しかし、法衣はそのようにするわけにはいきません。
国産の上質な生地を使い、ひとつひとつ人の手でお仕立てしています。

だからこそ、何度もお手入れしてお直しをして長く使っていただくことができるのです。

時には、「先代が使っていたものを使いたいので自分用の寸法に仕立て変えて欲しい」というご依頼もあります。
世代を超えて使われるというのは大変嬉しいものです。
さて、そんな貴重な法衣生地ですが、それでもやはりお仕立ての中でハギレが出ることがあります。
そんなハギレを使ってこんなものを作っています。


匂い袋です。
法衣の生地なので、質も良く上品だと好評なんです。
上質なものだからこそ、「長く使おう」 「無駄なく使おう」と知恵を振り絞ります。
それが、結果的には環境にも人にも良いことであると、、
そして、時代は一周してまた上質なものを大切に長く使うという意識が日本社会に戻ってきたのではないかという気がしています。
※余り生地で作るので常にご希望のお色のものがご用意できるとは限りません。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。