お着物の羽織りが袈裟になりました
もともと羽織りとして使われていたものを、大師衣(五条袈裟)として仕立て替えいたしました。
お着物の状態をほどき、洗い張りをして生地になってからお袈裟としてお仕立てです。

一年以上前にInstagramに載せておりました。下のリンクからご覧くださいませ。
これを、お袈裟へと仕立て替えました。



通常のお袈裟お仕立てよりも時間がかかりますが、長い時間をかけてようやく完成です。感慨深いものがありますね。

普通のお袈裟にはあまりない色みなので、オリジナリティも感じられて尚良いですね。
帯が伝道袈裟に
こちらは、帯を伝道袈裟に仕立て替えたものです。

もともと綺麗な帯だったので、伝道袈裟としてもやはり綺麗です。
青の紐と紋が合わさり引き締まった印象もあります。
使わない着物をお袈裟に
もともと、昔はボロ布を繋ぎ合わせてお袈裟を作ったと言われていますから、使わなくなった着物をお袈裟にすることは何の問題もありません。
ただ、お袈裟用に織られた生地ではないので、ひと手間ふた手間必要ですが、その分思い入れも深くなりますね。
今は着られなくなった着物、先代が着ていた着物など、捨てるのはもったいないと思って残していませんか。
もしかしたら、お袈裟としてまた活躍してくれるかもしれません。
ぜひ島津法衣佛具店までご相談くださいませ。